iPhone分解写真と内部構造
iPhone3Gと3GSは外観上、丸みを帯びた印象なのに対し、iPhone4/4Sでは筐体が四角い印象を持っています。しかし外観以上に内部構造は大きく異なります。様々な部品が詰め込まれ、密度の高い3G/3GSと、分解されることを想定しているかのような整然とした内部構造が特徴的なiPhone4とでは修理のしやすさや求められる技術力に差が出ます。
内部構造
内部構造
iPhoneは指で操作する3.5インチタッチスクリーン(デジタイザーを含む)と、液晶、カメラ、ホームボタン、ボリュームボタン、マイク、スピーカー、Dockコネクタで構成されており、機器内部にはCPU・メモリーなどが設けている基板やバッテリーなどが収められています。
外部との接続は充電用のコネクターを介して行います。Wi-Fi、3G回線を利用した無線通信も可能です。iOS 5からはWi-Fiでの同期も可能になりました。
外部構造
iPhone4の外部構造
iPhone4は、フロントパネル(ガラス・デジタイザー・LCD)、ホームボタン、前面・背面カメラ、スピーカー、サウンドボタン、ボリュームボタン、マイク、イヤホンジャック、電源ボタンで構成されています。
iPhone4では背面のパネル(バックプレート)も美しいガラス構造になっている反面、落下時に破損しやすい面があります。
機種による構造の違い
iPhone3GS/3Gは前面ガラスと背面はシリコンコーディングのプラスチックで作られているのに対し、iPhone4は両面をガラスで作られているなど、機種によって構造が異なる部分が他にもいくつかあります ( カメラ・マイクの数など ) iPhone4の分解写真で最も目を引くのはバッテリーの大きさでしょうか。高機能を実現しつつ、稼働時間を短くすることは許されないモバイル端末としての努力を垣間見ることができます。
iPhone3Gと3GSは設定メニューから情報を見なくても、本体背面のモデルナンバーから容易に区別することが出来ます。Model No.A12から始まるタイプが3G、A13から始まるタイプが3GSです。
iPhone仕様
iPhone3GS | iPhone4 | |
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ディスプレイ | 3.5 インチ, 光沢ガラス, 262,144色LCD | 3.5 インチ, 画面比率3:2, アルミノケイ酸ガラス, IPS液晶, |
ストレージ | 8, 16, 32 GB | 16, 32 GB |
CPU | ARM Cortex-A8、Samsung S5PC100 600 MHz | Apple A4 1GHz (ARM Cortex-A8) |
メモリ | 256 MB DRAM | 512 MB DRAM |
カメラ | 3.0 メガピクセル (ビデオ撮影対応) | 背面:5.0メガピクセル、裏面照射型 CMOSイメージセンサ (ビデオ撮影対応)、 LEDフラッシュ。 表面:VGAサイズまでの写真とビデオ撮影 |
本体 | ジルコニアとイットリウムを用いた材質に シリコンコーティング。 色は黒と白 (8GBモデルは黒のみ) | アルミノケイ酸ガラスとステンレス鋼。 本体色は黒または白。 |
電池 | リチウムイオンポリマー二次電池 3.7 V 1219 mA?h | リチウムイオンポリマー二次電池 3.7 V 1420 mA?h |
サイズ | 115.5 × 62.1 × 12.3 mm (4.5 × 2.4 × 0.48 in) | 115.2 × 58.6 × 9.3 mm (4.5 × 2.31 × 0.37 in) |
重さ | 135 g | 137 g |
Wikipediaより
iPhone4分解と主要構成部品
iPhone4の外部構造
iPhone4分解は下のiPhone4専用ネジを外せば市販のドライバで写真程度の分解までは進められます。
SIMトレイ、背面パネルからバッテリー、カメラ・DOCKコネクタなどを外し、基板を持ち出すとその後フロントアセンブリ(フロントガラス+デジタイザ+液晶(LCD)パネル)が分離できるなど、大きい部品はほとんど分解できます。
iOS application アイフォンアプリの構造
図面はiPhoneアプリケーションのMVCモデル基盤の構造を簡略化しています。
詳しくはiOS Reference Library(http://developer.apple.com/library/ios/navigation/index.html)を参考してください。