iPhone液晶交換で破損した液晶にサヨナラ
iPhoneの液晶(LCD)は、フロントパネルを構成する各パーツの中で最も壊れやすい部品です。衝撃はもちろん、経年劣化の影響も受けます。画面が見えない・液晶に線が入る・画面全体が白くなってしまう・バックライトが破損して画面が暗い、もしくは黒く表示されてしまう、といった場合も、症状改善のためにはiPhone液晶交換が必要となります。
液晶交換とガラス交換
仕上がりは美しく
iPhone4以降の機種では基本的にフロントガラスと液晶パネルが一体型の部品になっています。そのためガラス割れでも、液晶破損でも作業内容は変わらずフロントパネル交換になります。
コピーパネルは非常に安価ですが、どうしても部品強度・成形精度が低くなってしまい、長期間の安定した運用が困難です。また3DTouchを採用した6Sシリーズの部品は以前のモデルより複雑化し、コピーパネルでは提供できる品質を期待できません。
そのためiLovePhoneでは長く安全にiPhoneをお客様にご利用頂ける品質を重視し、提供するフロントパネルの多くはオリジナルパネルとなっております。純正品質であるオリジナルパネルは非常に高いクオリティで、修理前後の差や違和感を感じずにお使い頂けます。
衝撃・圧迫による損傷
画面の縦一列や一部分が丸く黒で塗りつぶされたようになっている場合、これは液晶が潰れているときの症状です。主に何かの角にぶつかったときなど一点に力が加わった際に発生します。
iPhoneが動作しているようであれば液晶を含めたフロントパネルの交換で修理できます。
一部ではなく全体が真っ黒な場合でもマナースイッチのオンオフや充電ケーブルの接続、そのiPhoneに電話をかけてみるなどでサウンドかバイブレーションに反応があれば、本体が動作している証です。
ですが画面が見えていない状態で操作を試みるのは大変危険ですのでお止めください。パスコードロックをかけている場合に誤ったパスコードを入力し続けることでロックがかかり、復元しないと再使用できない状況に陥ることがあります。
ときにはタッチセンサーにも不具合が生じて意図せずに誤った操作がされ続けることがありますので、基本的に操作を試みずに早めの修理をお勧めします。
異物侵入による液晶への影響
iPhone6S以降の耐水性能は高く、僅かな水濡れは防げるようになってきました。とはいえ絶対安全というわけではありませんので水に注意する必要があるのは変わりません。従来通り普通の電子機器と同様に扱うのが良いでしょう。
iPhoneの液晶パネルはベースとなる板に複数のフィルムが貼り合わされて構成されており、液晶内に異物が入り込むことはあまりありません。
ですが微細な塵や液体といった異物がiPhone内へ多量に入り込むとフィルム内まで侵入し、液晶上に見えるようになってしまいます。フィルム内の洗浄は大変困難ですので、こうなってしまうと残念ながらフロントパネルごと交換するしかありません。
なかにはこの状態でも操作性に問題がないものもありますが、使い続けているうちに異物が移動し、別の部分で故障の原因となることも充分に考えられます。
本格的な故障に発展する前に早めのパネル交換をご検討ください。
その他、液晶の機能異常や破損
その他の液晶に関連するトラブルには、全画面が真っ白に表示されたり、特定の位置に線が入るように表示されたり、バックライトに問題があり、画面が消えたように黒く表示される症状などが挙げられます。
液晶が物理的に破損していなくても、基板側に問題が発生している場合には修理自体が不可能になってしまう可能性が高いです。状態によっては液晶と同時に他の部品を交換することで対応可能な場合もあります。弊社では基板の問題が疑われるようなケースでは、正常な基板に付け替え動作確認まで行うなど徹底した調査を行います。
破損以外の液晶トラブル
液晶内部への異物混入
液晶とタッチパネルの座標を検知するパーツである、デジタイザーの間にホコリなどの異物が混入したり、浸水時に水が流入してしまったりする場合があります。iPhone3G、3GSの場合であればホコリに関しては一度分解し、再度組立て直すことで解決できますが、それ以外の場合には液晶を交換しなければなりません。
水が流入した場合でもしばらくは液晶が問題なく動作する場合もありますが、水分が乾く際にシミのような跡ができたり、後で故障が発生したりすることがあります。
液晶交換修理の場合、不具合、破損ともに修理時間は比較的短く、10分から20分ほどで修理が完了します。
(※液晶のみの破損時の時間です。ガラス割れが重なる場合、さらに時間が必要になります。)
