マイク

iPhoneマイクの交換修理。上下のマイク修理に対応

ボイスレコーダーや電話、アプリで声色を変えて友人を驚かせるのも、ハンズフリーで声によるiPhone操作をするのもマイクがあって初めて可能です。ただ、マイクの不具合と思われる症状でもマイク修理で直るかどうかの判断には専門の知識が必要になります。

マイク故障の点検方法

マイク故障

マイク故障の代表的な症状に、「衝撃や浸水により、通話中自分の声が相手に届かない」というものがあります。しかし動画撮影時には音を拾うという症状が現れることがあり、何処が故障しているのかお客様が混乱することがあります。これはノイズキャンセラのため電話に使用するマイクと周囲の音を拾うマイクの二種類が別々に装備されていることが原因です。また、イヤホンジャックに異物が混入すると通常のマイクの入力を遮断し、イヤホンマイクに切り替えるためマイクが壊れたような症状が出ることがあります。
通話側マイクの不具合はボイスレコーダーで動作チェックが可能です。

マイク故障

ボイスレコーダーを使った点検

基本的なマイクの故障の判断は、ボイスレコーダーを使い、その反応により確認することが出来ます。

異常時

録音中でもゲージが一切反応しない場合

ボイスレコーダーの画面下部には、ゲージがあり、大きな音を感知すると大きさに合わせて針が右に振れる仕様になっています。
しかし、この写真のように大きな音を立てても、ゲージが全く反応しない場合、マイクの異常でiPhoneからマイク入力が認識できないことを確認できます。

正常時

録音中、音に合わせてゲージが反応している場合

こちらの写真では音に合わせてゲージが右に振れていることから、マイク自体は正常であることが確認できます。入力が正常であるにもかかわらず相手に通話中の声が聞こえないという場合にはマイク修理ではなくイヤホンジャックの交換や、場合によっては基板の問題も考えられます。

マイクとスピーカーの勘違い

スピーカーを指で塞ぐと...

よくある勘違い

iPhoneの下部にはスピーカーのように見える2つの穴があり、メッシュ状になっています。しかし、この一方は確かにスピーカーなのですが、もう一方はマイクになっています。それを知らずに、片側から音が全く聞こえないのはスピーカーの故障ではないか、とお問い合わせをいただくことがあります。

この写真で手で塞いでいる部分はマイクです。スピーカー部分を塞ぐと音がこもりますが、iPhone4の底面の左側はスピーカーではなくマイクのため、音量に変化はありません。これが正常な状態です。iPhone3G・3GSではiPhone4とは反対に左側がスピーカーになっているため、手で塞ぐと音がこもります。お持ち込みなどいただく前に、ご確認してみてください。

iPhone4のマイク

上下にある二種類のマイク

3G・3GSと異なり、iPhone4にはマイクが二種類あります。
ひとつは本体下部のドック部分(片方はスピーカー)で、もうひとつは上部のイヤホンジャックのすぐ横にあります。周囲の音と通話中の使用者の声を別々のマイクで集音することで、両者の違いから引き算でノイズキャンセルの精度を高めることが可能になります。片方のマイクが壊れたまま使い続けることはこうした通話品質の問題にも関わりますので、おかしいな、と感じたら早めのチェックを。

マイクの位置

修理費用

マイク修理の場合、修理時間は20分から30分ほどです。ドックコネクタと一体型のパーツのため同じ作業時間です。
(※コネクタと同時に故障した場合でも1箇所分の料金で修理可能です。)